サービスを顧客に宣伝する時に必要なチラシ。 「デザインのことはわからないから…全部お任せで」はもったいない! なぜデザイナーにお願いするのか、デザイナーは何を考えてチラシを作っているのか、それぞれの役割など、より効果的なチラシを作る方法をご紹介します!
目次
デザイナーに頼む意味

一般的にチラシと聞くと、デザイナーが綺麗に整えて構成されたものが思い浮かぶと思いますが、顧客に伝えたい事が記載されていれば誰が作っても、たとえ手書きでもチラシと呼べます。 では、なぜお金をかけてデザイナーに頼むのか。 それは「伝える力」です。 ただ単に伝えたいことをA4の紙にテキストだけを書いても、興味を持って見る人は少ないと思います。 デザイナーに頼むのはその「興味を持って読んでもらう」部分や「誰でもわかりやすく、見やすくする」部分、「伝えたい人にちゃんと伝わる」部分を補うために行うものだと思っています。
それぞれの役割

クライアント チラシの作成をお願いする、お客様側です。 クライアント側がすることは、ディレクションをする「ディレクター」や「デザイナー」にサービス内容や、このサービスを通して消費者にどのような効果を得てもらえるか(サービスのゴールはどこか)をはっきりさせることです。 もちろん、サービスを利用してもらうことが大きなゴールかと思いますが、今回作成する「チラシ」という広告媒体を、購入意欲を高めることに使うのか、「こういう商品があるんだ」という認知に使うのかは表現の幅が大きく変わります。 なんのためにチラシを配るのか(ターゲットや環境)も、下記で紹介するディレクターと一緒に考えて進める事ができると効果的なチラシが作成できます。

ディレクション クライアントから頂いた情報をまとめ、消費者にどうやったら効果的に伝わるかを考える役割です。 また、デザイナーとの間に立ち、スケジュールやフローなどをまつめる役割にもなります。
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価格の安さを売り出したい →チラシの大部分に価格を大きく載せる、お手頃感を感じさせる 価格は高いが、高品質なことを訴えたい →商品の品質を消費者に伝わるように魅せる、高級感、価格に対してのメリットを伝える
「ターゲット」「市場(競合)」などさまざまな角度からこのサービスを見てどのように見えたら魅力的かを考え、チラシのデザインの方向性を決めていきます。

デザイン 「ディレクション」で決まった方向性を実際にデザインに起こしていく役割です。 「書体」「カラー」「写真/イラスト」など方向性やターゲットにあったビジュアル的なデザインを行っていきます。 ターゲットが子供であれば漢字を少なくし、読みやすいように丸ゴシックを使ったり、大人向けであればかしこまった明朝体や好感を持てる繊細なビジュアルにしたりと、視覚的に伝えるデザインを行っていきます。
基本的にはこのように役割分担を行いますが、より細かく分ける部分もあります。 なかには、ディレクションとデザイナーを一緒に行う方もいますが、二人分の仕事量を一人でこなす事になるので、より時間がかかります。
デザインは主に「ディレクション」

デザイナーが特に時間をかけている部分は「ディレクション」になります。 ディレクションでしっかりとした芯を作らなければデザイナーも中途半端な理解で作成をするため、ビジュアルのデザインがブレてしまい、効果の薄いチラシになってしまいます。 そのため、ディレクションに必要なクライアントからの情報が必要不可欠になります。
まとめ

「クライアント」「ディレクション」「デザイン」がすべて揃って効果的なチラシの作成が可能になります。
ぜひ皆さんも「デザインがわからないから…全部お任せで」で済まさず、自分の思っている事を近くのデザイナーさんに相談してみてください!
相談を受けたデザイナーさんも熱意を汲み取って、色々とアドバイスをくれるかもしれません。