デジタルカメラの基本知識

ここ最近、職場やプライベートでカメラの設定や基本テクニックについて聞かれることが多いので、記事にまとめてみました。
カメラは大きく分けて「デジタルカメラ」と「フィルムカメラ」が存在しますが、今回は「デジタルカメラ」についてご説明したいと思います。
目次

デジタルカメラの種類

基本的にデジタルカメラは大きく分けて下記の種類があります。(2021年10月現在)

デジタル一眼レフカメラ

デジタル一眼レフカメラはカメラ内にミラー構造が存在し、ミラーで反射させた光景がファインダーに映し出されます。
一方、一眼レフとよく比較されるミラーレス一眼カメラは名前の通りカメラ内部にミラーが存在しません。

また、デジタル一眼レフカメラは広角レンズから望遠レンズまで、さまざまなレンズを使用することができます。
レンズを交換することで、遠くのものを大きく写す望遠撮影ができたり、思い通りの撮影が可能になるので、さまざまな表現ができますよ。
なお、入門機も各メーカーから毎年販売されており、手軽に本格的な写真を撮りたいカメラ初心者の方にもおすすめです。

ミラーレス一眼カメラ

上記に記載した通り、ミラーレス一眼カメラは名前の通りカメラ内部にミラーが存在しません。ミラーが存在しないことが大きなデメリットかというと、そんな事はありません。ミラーをなくして、撮影用のイメージセンサーで電気的に捉えた光を、液晶画面での表示はもちろん、ファインダーにも表示させることができます。

撮影用のイメージセンサーで電気的に捉えた光を、液晶画面での表示はもちろん、ファインダーにも表示させることができます。
ミラーレス一眼カメラはコンパクトなものが多いため、持ち運びに大変便利です。
また、一眼レフカメラと同様にレンズの交換もできるため、レンズの種類によって思い通りの撮影ができます。

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラは、デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラとは違い、レンズの交換ができないデジタルカメラです。

レンズか交換できないため一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラに比べ、写真表現できる幅は狭まりますが、カメラの機種によっては表現できる幅も変わってきます。上位機種の通称「高級コンパクトデジタルカメラ」はレンズ交換はできないもののレンズ自体のクオリティも高く、撮影時の設定も詳細にできます。
そしてコンパクトデジタルカメラの一番の魅力は、ミラーレス一眼カメラと同じく、携帯性に優れている点です。ポケットや小さなかばんに入り、いつでも携帯できることから、好きなタイミングで写真を撮ることができます。

スマートフォン

皆様がお持ちのスマートフォンも、ここでいうデジタルカメラの1つです。
上記でご紹介したデジタルカメラより携帯性に優れており、携帯が上記に紹介したどの種類のカメラよりも優れ、さらに近年では驚くようなカメラの描写力、機能を備えています。
デメリットは、レンズ交換という概念がないので撮影表現の幅が狭まります。また紙で印刷するような設計になっていないため大きな画像を利用するシーンなどでは解像度が劣ってしまいます。

センサーの種類

デジタルカメラには「イメージセンサー」というものが存在します。
イメージセンサーのサイズが異なると、画質だけでなくさまざまな点で違いが出てきます。
「35mmフルサイズセンサー」「APS-Cセンサー」「フォーサーズ」「1型」「1/2.3型」を比較しながら、それぞれの特徴や違いをご紹介します。

テキストでは分かり難いので、センサーサイズの大きさの違いを図にして比較しみました。
イメージセンサーの大きさは上記の図で把握できると思います。
画質とセンサーの関係は「センサーサイズが大きいほど多くの光を取り込めるので画質が良くなる。」と言うことです。
もちろんイメージセンサーの性能も関係してきますが、画質の良し悪しを決める要因の一つにイメージセンサーのサイズが重要です。
光を多く取り込める事ができる大きなイメージセンサーは、ダイナミックレンジが広くなり黒つぶれや白とびしにくく豊かな色表現が可能になります。
また、センサーが大きいと撮影した際のノイズの量が抑えられます。

印刷することを考慮するとどれくらいの画素数が必要なのかをよく聞かれますが、2000万画素程度あればA3程度まで印刷できます。
また、看板などで利用するA1やA0サイズで印刷する場合でも、解像度を150~200dpi程度に落として印刷するのが一般的です。看板などは少し遠目から見るため、多少解像度が低くても問題ない画質になります。
もちろんWEBで使用する際は72ppiで使用することが多いと思うので実用的には2000万画素程あれば十分です。

ちなみに2021年現在では下記のラインナップがあげられます。
35mmフルサイズセンサー
「Nikon D810」「PENTAX K-1」「Leica SL2-S」「SONY α7R IV」「Canon EOS-1D X」

APS-Cセンサー
「PENTAX K-5」「Nikon D7100」「FUJIFILM X-S10」「SONY α77 II」

フォーサーズ
「OLYMPUS PEN」「LUMIX DMC-GX1」

1型
「SONY RX100M7」「Canon G5 X」

1/2.3型
「LUMIX DC-FZ85」「Nikon COOLPIX P950」

3つの基本露出設定

デジタルカメラでは撮影する際に抑えておきたい「3つの基本露出設定」があります。
  • 絞り(F値)
  • シャッタースピード
  • ISO
上記3つのカメラ機能は、画像の露出(写真の明るさと濃淡のレベル)を調整し、写真全体の雰囲気やクオリティにとても大きな影響を与えます。

絞り

絞りとは光がセンサーに到達できるようにするレンズの経口のことです。
絞りは数値が小さくなると
  • 取り込む光が多くなるので写真が明るくなります。
  • ボケを生かした写真が撮影できます。
  • ポートレートなど人物を主な被写体にした撮影に向いています。
絞りは数値が大きくなると
  • 取り込む光が多くなるので写真が暗くなります。
  • 写真全体の描写が一定になります。
  • 海・山・空など風景写真の撮影に向いています。

シャッタースピード

シャッタースピードとはカメラのシャッターの開閉速度のことです。
シャッタースピードが遅いと
  • 取り込む光が多くなるので写真が明るくなります。
  • タイムラプスなどの写真撮影ができます。
  • 星空や夜景などを被写体にした撮影に向いています。
シャッタースピードが早いと
  • 取り込む光が多くなるので写真が暗くなります。
  • 連射をする際により細かく撮影できます。
  • 動きが多い動物や、スポーツ大会などを被写体にした撮影に向いています。

ISO

ISOとはセンサーがどの程度敏感であるかの露出を示すものです。
ISOは数値が大きくなると
  • 取り込む光が多くなるので写真が明るくなります。
  • 写真のノイズが増えます。
  • 暗い室内での撮影に向いています。
ISOは数値が小さくなると
  • 取り込む光が多くなるので写真が暗くなります。
  • 写真のノイズが減ります。
  • 明るい屋外での撮影に向いています。

まとめ

本日はカメラの基本のご説明をさせていただきました。
本日ご紹介した以外の様々な要素も撮影に影響を与えてきますが、まずは基本を抑えておくと自分の思い描いた写真を撮影する1歩になると思います。

また、産業用に使用する素材とアート、またはスナップ撮影など写真撮影をするシーンによっては、カメラの設定や使用する機材も変わってきます。

皆様が楽しく写真を撮れる参考になればと思います。
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